
パーマヘア × スタイリング剤 商品別の効果検証~フォーム系編~

パーマスタイルの仕上げに相性抜群のフォーム系スタイリング剤。本企画では、数多く展開されているフォームを複数ピックアップし、それぞれの使い心地や仕上がりのニュアンスの違い、デザイン効果などを検証する。

風香[une/HOUNE]
ふうか/1996年生まれ、島根県出身。広島美容専門学校卒業後に上京。2019年に東京・表参道の『une』オープニングに参加。現在はサロンワークのほか、撮影やウエディング等、幅広い現場に携わっている。
検証の前に……ベーススタイルの設定
今回の検証にはモデルウイッグを使用。あごラインにレングスを決めたワンレンベースのボブに、緩めのパーマをプラス。また、全頭をブラウン系10レベルにリフトアップしておく。
BASE STYLE
CUT BASE






※使用ウイッグ:三矢『東京チャーム』No.5
DIAGRAM

アウトラインをあご下3cmで水平ラインに設定した、ワンレンベースのボブ。
耳前より顔側は前方にオーバーダイレクションをかけてレイヤーをプラス。また表面にもレイヤー(ディスコネクト)を入れている。
PERM
・1剤:アリミノ『コスメカール』カーリングローション M
・2剤:アリミノ『コスメカール』アフターローション
WINDING
バックは横スライス、顔周りは切り口に合わせて斜めスライスで施術。平巻きで毛先中心にカールをつくる。
PROCESS
水巻きでワインディング→1剤塗布→放置5分→中間水洗→2剤塗布(5分・5分の2度付け)→ロッドオフ→水洗
ROD ON






WASH OUT






HAIR COLOR
中野製薬『キャラデコ』N/M-9+同オキサイド N 06
PROCESS
- ワンタッチで全頭にカラー剤を塗布。
- 20分放置後、水洗。
8種のフォームでスタイリング~使用感や仕上がりの違いを検証!
フォーム系/検証商品
- アリミノ『ヘアドッグライト』
- デミ コスメティクス『ウェーボ』フロートパフ
- 中野製薬『プロイスト』sf
- 中野製薬『モデニカ ナチュラル』F
- ミルボン『プレジューム』フロス 5
- リアル化学『ルシケア』トリートメントフォーム F
- ルベル『トリエ』フォーム 4
- ルベル『トリエ』パウダリーフォーム 5

やわらかいウエーブ感を出せそうなもの、前から気になっていたフォームを選びました。仕上がりのニュアンスだけでなく、使い心地も思ったより違います!
BEFORE STYLING

スタイリング前の状態~7割ドライ
7割ドライの状態でスタイリング。
フォームの使用量はテニスボール半個分ぐらいを目安にし、下から握るようにしてなじませる。さらにドライヤーの風を内側にも入れて乾かし、最後にディテールを整えて完成。
スタイリング方法
1. アリミノ『ヘアドッグライト』



ヘアドッグライト/剤形
STYLING FINISH










水分量が多いフォームで、乾かした後でもスタイリングできます。
固まらず、かなり軽め。「(スタイリング剤を)付けた感」がなく、自然なツヤを出せます。ベタつくこともないので、タオルドライ後に付けても大丈夫。香りは控えめなので、幅広いお客さまに使いやすいと思います。
2. デミ コスメティクス『ウェーボ』フロートパフ



ウェーボ フロートパフ/剤形
STYLING FINISH










キメが細かく、弾力のある泡です。
髪への密着感が高いので、よくなじませる必要あり。髪にハリやツヤが出て、パーマの弾力を引き立ててくれます。
もっちりとしたリッジ感をつくりやすいので、大きめなウエーブ、クセ毛風、ラフな風合いのボブスタイルなどに向きそう。
3. 中野製薬『プロイスト』sf



プロイスト sf/剤形
STYLING FINISH










泡がみずみずしく、髪になじませやすいです。仕上がりの質感はややドライ寄りで、ウエット感は控えめ。オイルっぽい使用感でした。
やわらかくてなめらかな質感をつくりやすく、余分なボリュームが出ません。
細かめの束感や、毛先の繊細な動きが表現しやすいフォームです。
4. 中野製薬『モデニカ ナチュラル』F



モデニカ ナチュラル F/剤形
STYLING FINISH










かなり水分量の多いフォームで、セット力は強めです。
仕上がりの質感は硬めで重め。「(スタイリング剤を)付けた感」がしっかりと出るので、メンズやショート向きだと思います(今回のボブでぎりぎりの長さ)。
キープ力が高く、長持ちしそう。強めパーマと相性が良さそうです。
5. ミルボン『プレジューム』フロス 7



プレジューム フロス 7/剤形
STYLING FINISH










今回使ったフォームの中で、一番キメの細かい泡でした。
ハリ・コシのあるウエーブ感をつくれます。濃密な泡だから髪に付着しやすく、セット力、ホールド力も高いと思います。がちがちに固まることはありませんが、パリっとした束感が出るので、ショート系にもぴったりです。
6. リアル化学『ルシケア』トリートメントフォーム F



ルシケア トリートメントフォーム F/剤形
STYLING FINISH










みずみずしい泡のフォームでした。パサつきを抑えながら、ドライタッチに仕上げやすいです。
バームやツヤ出しワックスを追加で使っても、タオルドライ後になじませてから、粗歯コームを通して自然乾燥するだけでもかわいく決まりそう。ゆったりとした、やや大きめのカール向き。
7. ルベル『トリエ』フォーム 4



トリエ フォーム 4/剤形
STYLING FINISH










もっちりとした泡で、垂れにくく使いやすいです。
油分を感じる泡だから、束感が欲しいときに使いたくなると思います。
同じ『トリエ』の5番より少しやわらかい仕上がりなので、しなやかなウエーブ感も狙えそう。
ツヤ感は控えめ、どちらかと言えばマット寄りな質感でした。
8. ルベル『トリエ』パウダリーフォーム 5



トリエ パウダリーフォーム 5/剤形
STYLING FINISH










しっとりとした束感をつくることができ、やや重めの仕上がり。トリエの4番より少しハリが出ます。
固まり過ぎることはなく、程良い硬さでまとまりも良いです。
自然乾燥でも束感を出せますし、他に何も使わず、これ1つだけでもパーマのリッジ感を表現してくれます。
8パターンの仕上がりを同アングルで比較
最後に、スタイリングした8スタイルの「同じアングル」を並べて比較。
8つのフォームそれぞれで異なるデザイン効果の特徴や、ディテールの違いを見てみよう。








angle 1. 正面
まとめ

フォーム選びのポイントは、セット力だけでなく、リッジに影響する水分や、
ツヤに関わる油分のバランスだと改めて感じました。
しっかりリッジか、ナチュラルでこなれたウエーブか、狙いに合わせたチョイスが大切です。
次回はミルク・クリーム系を使った検証です!






